リポーター BLOG

生活衛生課「ペットの防災教室」 2025.01.28

1月28日(火)防災ママ~ともこんがいく
毎月第4火曜日は、葛飾区で子育て中のママレポーター山岸朋子が防災に関する情報を全力でお届けします!
2025年最初の放送です。
今年も宜しくお願いします!

今回は葛飾区生活衛生課主催「ペットの防災教室」にお邪魔しました!
1月11日(土)青戸地区センターで開催されました。
当日は非常に多くの方が参加されていていました!

ペットの防災教室は「ペットと避難所」をテーマに座学と避難所運営ゲームを中心に学べる2時間の講座です。
講師はNPO法人アナイス理事長 平井潤子先生。
被災地でペットとの避難生活数多く支援してこられました。

講座の前半は座学でした。
平井先生が実際に被災地支援で見てきた、ペットの避難生活の現状を写真を交えて紹介してくれました。
・他の方に遠慮して車でペットと一緒に過ごしていた人
・周りの方から了承をもらえて、避難所内で一緒に生活していた人
・ペットを飼っている人たち同士で、避難所の外にペットの生活エリアを作った人たちなど
ペットとの避難生活は、避難所によって様々なケースがあったそうです。

そして避難所でのペットとの生活は様々な課題があったそうです。
・限られた資源でできる限り衛生環境を整えないといけない
・ペットに関連するけがなどもすぐに治療ができないため、飼い主以外はペットエリアへの立ち入りを禁止するなど、一定のルールを設けないといけない
などなど。
実際に避難所の支援をしてきた平井先生が感じたことをお話しいただきました。
それを踏まえて飼い主として、ペットの命を守れる唯一の家族として、避難所生活になることを想定して、ペット用の備えをしなくてはいけないんだなと思いました。

そして後半はHUG(避難所運営ゲーム)を行いました。
今回はペットの防災教室らしく、ペット版です。
避難所に次から次に来るペットと避難者。
みんなそれぞれ要望や事情があります。
それをどのように避難所のエリアに振り分けて行くか…
今回は6つのグループに分かれて、挑戦しました。

ゲームの展開はとても早かったです。
平井先生の合図でどんどんペットを連れた被災者が避難所に来ます。
30分の間になんと10組!
犬や猫だけではなく、イグアナを連れてきた方、赤ちゃんとペットが一緒の方、中には多頭飼育をしていて、申告数と実際のペットの数が違っているというトラップもあったりしました。
そして時折「イベント」が発生します。
「隣の避難所からペットを預かって欲しいという相談があった」
「ペットをかっている方のリストを作ってください」など。
ゆっくり考える暇がないほど皆さん一生懸命考えて、避難所運営をしていました。

実際の避難所運営も同様に被災後は一気に多くの方が避難所に来ることが想定されます。
ペットを連れた方だけではなく、要配慮者なども考慮して避難所の生活エリアを割り振らないといけないので、とても考えることは多いかと思います。

今回のように避難所運営ゲームを通じて、自分自身で事前にどんな供えができるのか。
見直すきっかけになったように感じました。

講座が終わった後、この講座の最年少参加者、小学5年生の男の子に感想を聞いてみました。
参加のきっかけを伺ってみると、
「ペットを家族に迎えたいけど、いざ災害が起こったときにもきちんと面倒をみることができるのか。それを学ぶために参加した」
とのことでした。
HUGの最中も積極的に会話に参加していて、本当に動物のことが好きなんだなと思いました。
男の子に「どうだった?」と聞いてみると、今回の講座や避難所運営ゲームを経験して、ペットを迎える自信がついたそうです。
一緒に参加されていたお母さんもお子さんの様子を見て前向きに検討したいと思います。とのことでした!

避難所にある備蓄品の数は限られています。
特にペットに対しての資源はほとんどないかと思います。
飼い主さんが自ら自分とペットの避難グッズを備えておく必要があります。
ペットを飼っている方は是非今一度、避難所生活になった時のことを想定して、ペット用の備蓄品や避難グッズを見直してみて下さいね。

▼リポート音声

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