リポーター BLOG

夏休み紙芝居大会「戦後80周年 戦争を学ぶ紙芝居大会」 2025.08.27

【葛飾リポート】

葛飾リポートでは、区内の様々な活動を取り上げています。

8月9日(土)に「葛飾区郷土と天文の博物館」で開催された「戦後80周年 戦争を学ぶ紙芝居大会」に佐藤文恵がおじゃましました!

▼HP
https://www.museum.city.katsushika.lg.jp/event/2025/06/80.php
▼X
https://x.com/kyodo_to_tenmon

今年は戦後80年という節目でもある年ですが、
葛飾区郷土と天文の博物館では、毎年この時期に戦争をテーマにした紙芝居大会が行われています。

戦争中に葛飾で起きた悲しい出来事をはじめとした、戦争をテーマにした紙芝居が上演されました。

紙芝居を披露したのは「葛飾昔ばなし研究会」の皆さんです。
葛飾区に伝わる昔話などを題材に紙芝居を作り、さまざまな場所で披露しています。
★過去に、波白りかさんが取材しております
https://kfm789.co.jp/reporterblog/kr20230621/

当日は、小さなお子さんを連れた親子や小学生、ご高齢の方などを中心に15名ほど参加され、
想いのこもった紙芝居の演技に引き込まれていました。
涙する方もいらっしゃいました。

紙芝居は、演者の方の想いがダイレクトに伝わり、それを会場にいる皆で共有できる、
他のメディアにはない力、魅力があるとも感じました。

当日披露された演目は、
葛飾区での空襲の被害を描いた「東京初空襲で水元の少年がうたれた」 「コスモスの花は咲いたけど」
飼っていた愛犬を供出させられた悲しみを描いた「ゴローのさけび」といった、
葛飾区で実際に起きた悲劇を描いた紙芝居や、

広島の原爆の子の像のモデルの方について描いた「原爆の子 さだ子の願い」
高木敏子さんの実体験に基づいた戦争体験が原作である「ガラスのうさぎ」が披露されました。

紙芝居では、葛飾区の聞いたことのある地名もたくさん出てきて、
ごく普通の日常の中で悲しい出来事が起きたという事実が、とてもなまなましく伝わってきました。

▼今回紙芝居として披露された「コスモスの花はさいたけれど」で用いられた絵は、
葛飾区立細田小学校の子どもたちが制作したものです。
その子どもたちは今はすっかり大人になりましたが、なんと今回、当時児童だった方が会場にいらっしゃいました。
当時のことをお話しいただいています。

 

 

葛飾区郷土と天文の博物館では、10月5日までの期間、戦争にまつわる特別企画が催されています。
ぜひ足を運んでみてください!
▼戦後80周年「かつしかと戦争」パネル展
https://www.museum.city.katsushika.lg.jp/exhibition/2025/07/80-2.php

 

▼修学旅行で広島・長崎の被爆地や沖縄を訪れるというような「平和学習としての修学旅行」、
その先駆けが、なんと葛飾区の中学校だったそうなんです。
(博物館の方も、広島のテレビ局の方から問い合わせを受けて初めて知ったそうで驚いていました。)

葛飾区立上平井中学校における「修学旅行と平和学習」の歴史について、テレビ新広島のニュース特集で紹介されています。
https://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000030086.html

平和や命の尊さと、平和を実現、維持していくにはどうすればいいのか、
思いを馳せていただければと思います。葛飾リポート、ぜひお聴きください!

<放送日>
2025年8月27日(水)7:03 / 17:03
2025年8月28日(木)11:03

▼リポート音声