リポーター BLOG

東新小岩7丁目町会 防災セミナー 2025.12.23

12月23日(火)防災ママ~ともこんがいく
毎月第4火曜日は、葛飾区で子育て中のママレポーター山岸朋子が防災に関する情報を全力でお届けします!

今回は12月7日に開催された、東新小岩7丁目町会主催の「防災セミナー」にお邪魔しました!

≪災害エスノグラフィーで命を守る力を学ぶ≫
をテーマに、日本赤十字社の方々を講師に招いて開催されました。

「災害エスノグラフィー」
…聞き馴染みのない言葉ですよね。
恥ずかしながら私も今回のセミナー初めて知った単語です。

災害エスノグラフィーとは…
災害現場に居合わせた人たち自身の言葉を聞き、災害当時は何に悩み、苦労し、問題を解決していったのか。
過去の災害を「追体験」しながら、「自分が被災したら…」とより具体的に考えていくものです。
地域の仲間と意見交換をすることでより気付きを深めることができます。

今回の防災セミナーは災害エスノグラフィー・三角巾講習の二部制で行われました。
開催当日は日曜日の午前中でしたが、地域住民の皆さんは積極的に参加されていました!

災害エスノグラフィーは、過去の災害の追体験。
セミナーなどによってやり方は様々だと思いますが、今回の講座は阪神淡路大震災の体験を語った音声を聞きながら、そのシナリオを読み、
「初めて知ったこと」「重要だと思ったこと」を書き留め、グループごとに意見交換をしていくものでした。

今回の災害エスノグラフィーは中年くらいの女性の1人語りで、
第一部が震災直後、第二部が避難所での生活についてでした。
それぞれ話を聞くだけでも壮絶で、私自身がその場にいたら…この女性のように気を回して行動できるのかな…
今の私だったらこういうことができるかもしれないな…
なんて考えながらシナリオを読んでいました。

グループワーク中の皆さんの様子も真剣そのもので、「こういう行動が大切だな」と思った。
「こんな声掛け実際にできるようになりたい」
などなど、さまざまな意見が活発に飛び交っていました。
シナリオが手元にあるので、付箋にメモをして、具体的にここ!と伝え合うことができるので、とても有意義なグループワークだったと思います。

そして講義の最後は三角巾の使い方講座でした。
2人1組で実際に三角巾を使って、止血の方法や骨折した際の腕の吊り方を学びました。
三角巾の使い方って消防署の救命講習でも習ったことはあるんですが、実際に何度もくり返し学ばないと忘れちゃうんですよね。
AEDや心臓マッサージもそうですが、特に三角巾はいろんな使用方法があるので、どうしても忘れがちです。
もちろんどれも使わないのが一番ですが、本当にいざと言う時にパッと動けるようにするには定期的に訓練や必要なんだなと改めて思いました。

そして今回講師だった日本赤十字社さんのホームページでは電子講習室が無料公開されています。
三角巾の様々な使用方法はもちろん、小さな子供に体知る心肺蘇生や軌道にものがつあった時の除去法など、様々な救命に関する動画が公開されています。
赤十字 WEBCROSS 電子講習室サイトはコチラ
私はスマホにお気に入り登録しました!
隙間時間に、ふと思い出した時にでも視聴したいなと思います。

今年も防災ママをお聴き頂きありがとうございました!
また取材にご協力頂いた皆さまにもこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

来年も引き続き「あ、こんな災害対策あるんだ!」「これ家でやってみたいな!」
と思ってもらえるような防災情報をお届けしていきます!

皆さま、良い年をお迎えくださいね!!

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