かつぼう そなえチャオ!

女性のための防災講座~絶対気になる!災害時のトイレ~ 2020.11.20

11月20日(金)防災ママ~ともこんが行く
毎月第三金曜日は、葛飾区で子育て中のママレポーター山岸朋子が防災に関する情報を全力でお届けします!

今回は11月14日(土)に行われた「女性のための防災講座~絶対気になる!災害時のトイレ~」にお邪魔しました。
土曜日にもかかわらず多くの方が参加されていました。

今回の講義は、
「葛飾区の災害リスクと防災対策について」

「災害時のトイレ・衛生対策」

大きく分けて2部構成で行われていました。
1部の「葛飾区の災害リスクと防災対策」についてでは、葛飾区においての地震・水害などで発生しうる被害想定が紹介されていました。
自分の住んでいる地域に特化した被害想定で、いざ災害が発生した時にどうすればいいのか考えやすかったです。
また葛飾区独自で行われている、耐震などに関する助成制度の紹介などもありました。
自分自身が対象ではなくても、身の回りの方に紹介できる知識を教えて頂けたと思います。

2部の「災害時のトイレ・衛生対策」では講師の高橋先生が被災地の避難所で実際体験したトイレにまつわるお話をして下さいました。
在宅避難時は戸建てでも集合住宅でも自宅のトイレをそのまま使用するのはとても危険です。
そこで簡易トイレを日常使用しているトイレに設置して使う方法が紹介されていました。
また、備えてはいえても中々使う機会がない簡易トイレも今回は実際に使う体験が行われました。
水を使って凝固剤が実際どのように固まるかを見ることが出来ました。
また使用後の処分方法についても丁寧に説明してくださいました。
実際使う機会もあまりないうえ、処分する際の注意点は教わる機会がないと思いますので、改めて知ることが出来て良かったです。

講義後半では避難所での仮設トイレの紹介がされていました。
避難所はボランティアや職員さんがサポートしてくれますが、運営そのものは避難所で暮らす方々が行っていく必要があります。
特に日常必ず必要になるトイレについては設置や運用、清掃についてのルールを皆が快適に使えるように考えなければいけません。
災害弱者と呼ばれる方、小さなお子さん、女性の方など様々な方がトイレを利用するにあたり多くの問題があります。
またその問題自体も避難所で生活する面々によって大きく変わるかと思います。
避難所で生活する方々がいかに快適に過ごせるかを自分たちで話し合って解決していく必要があるとお話がありました。
高橋先生からは実際の避難所で起こったトイレのトラブルやそれに伴う解決方法なども紹介されていました。

「排泄」は私たちが生きる上でなくてはならない大切なものです。
汚い話で避けられがちですが、快適にトイレを利用するために向き合っていかなくてはいけないものなんだと改めて思いました。
ご自宅に簡易トイレを備えている方はぜひ1度使用感を試してみて下さい。
お子さんのいる家庭でしたらお子さんと一緒にお水を使って実験してみるのも楽しいと思います。

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