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新春梯子乗り(技)

新春「梯子乗り」 2020.01.07

リポーターのおくたともこです。
私が気になる葛飾区内のイベントにおじゃまして、
このブログをご覧の方だけにその魅力をお届けします!

今回は…1月5日(日)に開催された「梯子乗り」をご紹介。

年明け最初のブログということで、雲ひとつない青空のもと、新年を迎えるのにふさわしい「梯子乗り」を取材しました。
披露するのは、鳶組合で行っていた梯子乗りの活動を継承していくため、平成25年に鳶組合の若手有志で結成した「葛飾鳶伝統文化保存会(葛鳶会)」の方々。揃いの黒半纏姿も凛々しく、この日は朝から氷川神社(堀切)、高木神社(西亀有)、柴又帝釈天、立石駅通り商店街および立石仲見世商店街で披露され、最後はここ葛飾区役所で締めるとのこと。

新春梯子乗り(技3)新春梯子乗り(技2)

ハシゴを下で支えるみなさんが入念に足場を確認し、真新しい青竹で作られた7メートル近くある長さのハシゴを立てると、若い鳶さんがスルスルっと頂上へ。「枕邯鄲(まくらかんたん)」や「谷覗き(たにのぞき)」など次々と披露される技に、ただただ圧倒されました。あんなに高いところで手を離すなんて…と思わず心配してしまいますが、そこは高度な技術を持って日ごろから高所での作業を得意とする職人さん、引き締まった表情がとっても素敵でした。最後は3本締めで終了です。

新春梯子乗り(3本締め) 新春梯子乗り(若手職人さんと幼き見学者)

区役所前では、毎年来ている常連さんやSNSで知って初めて来たという親子連れなどが、目の前で繰り広げられる伝統の技の披露に魅了されていました。特に目立っていたのは、お母さんと一緒に今日3か所目の梯子乗り見学に来ていた粋な腹掛姿の男の子。まだ6歳とのことですが、将来この伝統文化を受け継いで欲しいなあと密かに期待してしまいますね。

新春「梯子乗り」は毎年の恒例行事とのことですので、来年はぜひお近くでご覧ください!迫力があって、本当にかっこいいですよ。

私も新しい気持ちで新年を迎えることができそうです。今年もよろしくお願いします!

 

※「梯子乗り」
その起源は江戸時代に遡ると言われ、町火消が遠方の火災を見るために高いハシゴに上がったなど諸説あるよう。6.5メートルある梯子の上に乗って演技する人を、長さ2メートル程の木製の棒の先にトビの嘴の様な金具が付いた「鳶口」という道具を使って12人の仲間が支えるもの。お正月の風物詩として人気があります。

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