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「女性に対する暴力をなくす運動」

「女性に対する暴力をなくす運動」期間 2020.11.27


リポーターのおくたともこです。

私が気になる葛飾区内のイベントや場所におじゃまして、このブログをご覧の方だけにその魅力をお届けします!

今回は…11月12日(木)から11月25日(水)に開催された「女性に対する暴力をなくす運動」に関する展示等をご紹介。

ニュースの映像などで、紫色のリボンマークを付けた人を見たことはありませんか?
内閣府などでは、毎年11月12日から「女性に対する暴力撤廃国際デー」である11月25日までの2週間を「女性に対する暴力をなくす運動」期間と定めています。
期間中は、女性に対する暴力根絶のシンボル「パープルリボン活動」にちなんだ各種普及啓発活動が展開され、全国のタワーやランドマークでライトアップなどもおこなわれます。

男女平等推進センター  女性に対する暴力をなくす運動)展示1

ここ「葛飾区男女平等推進センター」でも、DV(ドメスティック・バイオレンス)防止啓発ポスターの掲示をはじめ、イラストや漫画を使ってわかりやすく説明したパネル展示やパープルリボンの配布、180cmの大きなクリスマスツリーも設置され、夜には前庭とエントランスが紫色にライトアップされていました。

女性に対する暴力をなくす運動)展示2  パープルリボン作成キット  女性に対する暴力をなくす運動)展示3

資料一式の入ったクリアファイル、簡単なアンケートに答えるともらえるメモ帳なども、すべて紫色。パープルリボンの作成キットもあるので、その場で作ってツリーに飾ることもできます。見るだけではない参加型の取り組みというのが嬉しいですね。
また、2階の図書資料室には、DV関連図書のコーナーが設けられていたほか、「男女平等」「女性史」「こころとからだ」「人権」に関する書籍や雑誌等を中心に約1万2千冊の蔵書と、閲覧スペースがありました。

男女平等推進センター)図書資料室1  男女平等推進センター)図書資料室2  パープルライトアップ

DVとは、「配偶者や恋人など、親密な関係の相手からふるわれる暴力」のこと。様々な行為があり、実際には何種類かの暴力が重なることが多いそうです。何か特別なことと思いがちですが、具体的な例を見てみると、誰にでも思いあたりそうな行為が、相手にとっては「暴力」になっているのかもしれないと、あらためて感じました。

例)
・身体的暴力:殴る、蹴る、髪を引っ張る、刃物を突き付ける、首をしめる

・精神的暴力:大声で怒鳴る、無視する、大切なものを壊す、メールや履歴を見る
・経済的暴力:生活費を渡さない、外で働くなという、仕事をやめさせたりする
・性的暴力:性行為を強要する、避妊に協力しない

今、新型コロナの影響による生活への不安やストレスから、DVの増加や深刻化が懸念されています。暴力や性犯罪、セクハラ、ストーカー行為などは女性の人権を著しく侵害するもの。間柄を問わず、決して許されるものではありません。
この機会に、私たちも一緒に考えていきませんか?


※パープルリボン運動
紫色のリボンを衣類などにつけることで、DVや虐待など暴力のない社会を目指すとともに、被害者に対して「あなたは一人じゃない」「ひとりで悩まず、まずは相談をして」というメッセージが込められています。1994年にアメリカで始まり、現在では40カ国以上に広がっていると言われています。

 

◇葛飾区男女平等推進センター(葛飾区公式HP)
http://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000097/1006913.html

◇女性のための相談事業(無料・要予約)/男女平等推進センター
http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000061/1003796/1003861.html

◇内閣府DV相談+(プラス)
https://soudanplus.jp/
※電話・メール24時間受付、時間帯によりチャットあり。

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