リポーター BLOG

猫にやさしい商店街・立石 2021.06.30


リポーターのおくたともこです。

私が気になる葛飾区内のイベントや場所におじゃまして、このブログをご覧の方だけにその魅力をお届けします!

今回は…猫にやさしい人のいる「おもちゃの店 丸吉」と「カフェ・ルミエール」をご紹介。
動物シリーズ第3弾として、とっても可愛がられて幸せそうに暮らす元野良猫たちの登場です。

京成立石駅から歩いてすぐ、ピンクと水色の大きな看板が目印の立石駅通り商店街は、飲食チェーンや居酒屋、コンビニ、100円ショップ、弁当屋、ドラッグストア、洋品店など約60の店舗が軒を連ね、歩いているだけでも楽しくなる通り。

おもちゃの店・丸吉)外観 おもちゃの店・丸吉)店頭

その中でもひときわ目立つレトロな雰囲気のお店が、創業60年以上の「おもちゃの店 丸吉」です。
ご両親が始めたおもちゃ屋さんを継いだハルミさんは、大の猫好きで、小さい頃から猫がいつもそばにいたそうです。「人間と猫が共存できるように」、「人との触れ合いがないまま一生を終えて欲しくない」という思いで、これまで数多くの猫を保護して育ててきましたが、今は2匹のにゃんこと暮らしています。

おもちゃの店・丸吉)三平くん2 おもちゃの店・丸吉)純平くん おもちゃの店・丸吉)ハルミさんと三平くんと純平くん

机の上で気持ち良さそうにしていたのは、アメショーの『三平君』。糖尿病を患っていて、最近は寝ていることが多いとのことですが、目を開けるとくっきりとした眼差しでかなりのハンサム猫です。頭が小さくて、キジ猫とシャムが混ざったようなお顔の『純平君』は元々捨て猫。虐待されていたのか栄養不足で目が見えないそうですが、それでも、お店の中と外を行ったり来たり、マイペースに過ごしていました。

段ボールを使ったハルミさんお手製の爪とぎ、棚の商品を移動してまで作った休息スペースなど、2匹とも愛情をたっぷり受けている様子。推定17歳~18歳くらいということですので、とにかく長生きして欲しいですね。

おもちゃの店・丸吉)爪とぎ おもちゃの店・丸吉)休息スペース おもちゃの店・丸吉)歴代ニャンコと寄附の貯金箱

また、お店の一角には、これまで保護して育てた歴代にゃんこの写真や掲載誌、にゃんこ好きブロガーさんから贈られたカレンダーのほか、地域猫活動※をするボランティアさんへ寄附するための貯金箱も設置されています。

自分の家の近くにこんなおもちゃ屋さんがあったら毎日来ちゃうだろうなあと思いつつ、愛犬のためにおもちゃのトラックを1台購入。喜んでくれるでしょうか。

カフェ・ルミエール)外観 カフェ・ルミエール)店内

続いては、さらに昭和の香りが漂う「カフェ・ルミエール」へ。
以前飼っていた猫に似ていたため、ジュニアから命名された看板猫の『ジュニ君』は、呼んだら来てくれるのでかなりの人気者だそう。白と黒の牛模様がきれいな『ぎゅう君』と、この日は姿を見せなかった『ポコちゃん』との兄弟妹猫で、推定7~8歳です。
キャットフードを器に入れてくれる常連さんや美味しいおやつを持ってきてくれる常連さんのおかげなのか、居心地が良いからなのか、ジュニ君もぎゅう君もとにかく体が大きくてツヤツヤでした!

カフェ・ルミエール)ジュニくん カフェ・ルミエール)ジュニくんとぎゅうくん カフェ・ルミエール)ぎゅうくん

この他にも10歳くらいの『シズちゃん』と、合わせて4匹のお世話をしているのが、「野良猫をお店の中に入れてあげているうちに飼い猫になったんだよ。」と話す猫好きのマスターと奥さん。お二人でお店を切り盛りしています。

店内に電話ボックスがあったり、漫画や雑誌が置いてあったり、まるで何十年も前にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気の中、私は大好きなクリームソーダを注文。うす暗い店内とのマッチングが絶妙でした。

カフェ・ルミエール)机の下のジュニくん カフェ・ルミエール)店内2 カフェ・ルミエール)クリームソーダ

マスターとハルミさんは「ねこ友」だし、お花屋さんには専用のお水入れが用意されているし、にゃんともやさしい商店街。
ぜひ足を運んでみてください。

※地域猫活動
殺処分される猫を救おうと、地域住民と飼い主のいない猫との共生を目指し、不妊去勢手術をして新しい飼い主を見つけて飼い猫にしていく活動。将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的としています。

◇心をつなぐかつしか商店街・立石駅通り商店会(外部サイト)
https://www.katsushika-kushouren.jp/area/a03/m008/

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