リポーター BLOG

葛飾区金魚展示場 2021.08.18

 

リポーターのおくたともこです。
私が気になる葛飾区内のイベントや場所におじゃまして、このブログをご覧の方だけにその魅力をお届けします!

今回は…夏休みスペシャル第2弾として、「葛飾区金魚展示場」をご紹介。

水元公園マップ 葛飾区金魚展示場)外観

JR金町駅から約2キロ、水元公園東側の「水辺のいきもの館」横にある葛飾区金魚展示場。
元々は東京都の「水産試験場」でしたが、平成9年に試験場が港区に移転する際、区民の要望もあって、葛飾区が「葛飾区金魚展示場」として管理を引き継ぎました。
ここでは、この展示場で品種改良された「エドアカネ(江戸茜)」を含めた24種、約1,000匹の金魚が悠々と泳いでいる姿を観賞することができます。

葛飾区金魚展示場)入り口 葛飾区金魚展示場)水が落ちる池

金魚の起源は1700年以上前の中国で発見された、野生フナが突然変異した赤色のフナとされています。日本に伝わったのは奈良時代とも室町時代とも言われ、庶民が金魚を楽しむようになった江戸時代の浮世絵には金魚を描いたものが数多くみられます。

取材した日はかなりの高温でしたが、「井戸水なので外気が40度になっても常に水温は25度程度に保たれているんです」と、展示場の管理をされている柴田さんから聞いてひと安心。
今はちょうど稚魚が育っている時期で、孵化した時には黒っぽい色の金魚が徐々に赤や白色などに変化していくのが見どころとのこと。カワセミから守るため、稚魚や小さいサイズの金魚が入った池の上には蓋をして帰っているそうです。

葛飾区金魚展示場)柴田さん 葛飾区金魚展示場)池の上のフタ

金魚の種類は、突然変異によるものと交雑種によるもの合わせて約100種類以上とされていて、体型では和金型、琉金型、ランチュウ型、オランダ型などがあり、体色は赤、白、黒、茶、オレンジ、赤と白、白と黒、赤と黒他など様々。フナ尾、吹き流し尾、三つ尾、四つ尾、そり尾、さくら尾、クジャク尾など多様な尾ビレがとても美しく、思わずうっとりしてしまいます。

水色や濁り方、水質によって金魚の色も変わり、陽が強く当たる水槽では黒が強く、コケなど緑が多い水槽では赤が強くなるそうです。また、井戸水で硬度が高いので黒色が多く出るとのこと。さらに、飼育するスペースで金魚の大きさに違いがあるのか伺うと、生まれた年から翌年にかけての成長期が重要で、小さい水槽で飼うと小さく、大きい水槽で飼うと大きく育ちやすいとのことでした。
こういった情報を教えてもらえると、ますます金魚に興味が湧いてきますね。

葛飾区金魚展示場)金魚1 葛飾区金魚展示場)金魚2

ちなみに、お祭りの金魚すくいでよく見る「ワキン(和金)」は金魚の元祖と言われ、フナに最も近く長い身体をしていますが、出目金やランチュウのような真ん丸形の金魚より病気になりにくく、ごはんも食べてくれるので、比較的育てやすいとのこと。通常、家庭で飼育する金魚は寿命5~6年と言われていますが、飼育環境などを良くしてしっかり飼えば、10年くらい生きる金魚もいるようです。

葛飾区金魚展示場)金魚3 葛飾区金魚展示場)金魚4

6月12日に開催された「金魚販売会」は新型コロナウイルス感染予防のため往復はがきによる申込み制で行われ、12種類の金魚を1匹100円~3,000円で販売。いちばん高額な金魚は「ギンギョ(銀魚)」で、販売数が最も多かったのは1匹300円の「アズマニシキ(東錦)」や「クロデメキン(黒出目金)」、「キャリコリュウキン(キャリコ琉金)」だったそうです。

葛飾区金魚展示場)金魚5 葛飾区金魚展示場)金魚6

同じく年に一度、金魚展示場の周知と金魚の魅力を伝えることを目的に開催されるのが「江戸前金魚展」。昨年は中止ということもあり、第2回目となる今年は7月9日~11日の3日間分散での開催となりました。
普段は上からしか眺められない金魚が水槽に移されて様々な角度から楽しめるため、お子さんから高齢の方まで700人以上が来場されたとのこと。会場では、18種の金魚の展示や相談コーナーのほか、数量限定で金魚の無料配布も。金魚カードがもらえる人気投票などもあって、とても楽しそうですね。

葛飾区金魚展示場)金魚7 葛飾区金魚展示場)金魚ベスト3

尾ひれをひらひらさせた金魚に葛飾区の形が似ているということで「かつしか郷土かるた」の題材になっていることもあり、葛飾区民には馴染みの深い金魚。

いちばん元気に泳ぐこの時期の金魚に、あなたも会いに行ってみませんか?

【展示されている金魚の種類】※ランキング順
クロデメキン(黒出目金)/エドニシキ(江戸錦)/コメット/タンチョウ(丹頂)/リュウキン(琉金)/エドアカネ(江戸茜)/ワキン(和金)/ランチュウ(蘭鋳)/ジキン(地金)/パールスケール(珍珠麟)/スイホウガン(水泡眼)/トサキン(土佐金)/チョウテンガン(頂天眼)/ヒブナ(緋鮒)/アカデメキン(赤出目金)/ギンギョ(銀魚)/アズマニシキ(東錦)/シュブンキン(朱文金)/ハナフサ(鼻房)/オランダシシガシラ(和蘭獅子頭)/チャキン(茶金)/キャリコリュウキン(キャリコ琉金)/サンショクデメキン(三色出目金)/セイブンギョ(青文魚)

 

◇葛飾区金魚展示場(葛飾区公式HP)
https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006909.html
3月~10月:月曜日を除く毎日(月曜日が国民の祝日の場合、その直後の休日でない日)
11月~2月:土曜日・日曜日・国民の祝日 (年末年始は休場)
午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで)※無料

◇【へ】ぇ ほんと 金魚の形 葛飾区(「かつしか郷土かるた」より)
https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000058/1002752/1002848/1002877.html

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。