令和4年度 葛飾区・第七消防方面合同水防訓練 2022.06.28
6月28日(火)防災ママ~ともこんが行く
毎月第4火曜日は、葛飾区で子育て中のママレポーター山岸朋子が防災に関する情報を全力でお届けします!
今回は、「葛飾区・第七消防方面合同水防訓練」にお邪魔しました!
2022年5月28日(土)、江戸川沿いにある柴又公園で実施されました。
この合同水防訓練は葛飾区をはじめ、東京消防庁や区内の消防団・自治町会など、300名以上の方が参加されました。
訓練は大規模水害の発生を想定して、越水を防ぐための工法が複数同時進行で行われました。
自治町会の方々は、身の回りにあるもので作ることができる「簡易都市型工法」を実施。
これはごみ袋やポリタンクに水を入れて、土のう代わりにする方法です。
各家庭でもいざという時に作れるので、とても勉強になりました!
その他、消防団の方々で土のうを作成して積むまでの訓練や、大型のチューブに水を入れて越水を防ぐ「水のう」の設置訓練などが行われました。
どの訓練も実施されている方々の動作が素早く、あっという間に土のうや水のうが完成していきました。
普段から練習を重ねているからこその迅速さだったと思います!
葛飾区は「京成本線荒川橋梁部越水防止工法」を実施しました。
これは京成線がかかる橋に越水防止版を設置する工法になります。
これだけ大掛かりな節水防止版を取り入れたのは日本で初めてになるそうです!
何十人にも及ぶ職員の方々が自分自身の役割を迅速に行い、あっという間に完成していました。
今回はお披露目という形でしたが、その後6月4日の夜間、実際の京成本線で訓練が行われました!
そして最後は全地形活動車ポラリスを使って、悪路の中要救助者を運搬する訓練が行われました。
なかなか普段お目にかかれない車両の登場で、多くの方が見学に来られていました!
片側だけでタイヤが4つついているので、ケガをされている方の体に負担を多くかけることなく運ぶことができます。
すべて大掛かりな訓練で、とても見ごたえのある工法ばかりでした!
どの工法についても訓練に参加された方々の迅速さを目の当たりにして、いかに平常時に練習を積み重ねておくかが大切なんだなと感じました。
自分たちも自宅で「実際に水害がおきたら…」と想定して、簡易的な水のうを実際に作る練習をしてみたいと思います!
備蓄品を用意しておくことも大切ですが、それを実際に使えるようにしておくことも大切なんだと学びました。
これから雨が多く降る季節になります。
皆さんもお住いの地域で大規模な水害が発生したら…と想定して、自宅で備蓄品の使い方などをチェックしてみて下さいね!
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