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フードドライブ(コープ葛飾白鳥店) 2023.02.17

 

リポーターのおくたともこです。
私が気になる葛飾区内のイベントや場所におじゃまして、このブログをご覧の方だけにその魅力をお届けします!

今回は…2月8日(水)に「コープ葛飾白鳥店」で実施されたフードドライブをご紹介。

 

フードドライブとは、家庭で余ってしまっている「まだ食べられる食品」を集めて、必要としている地域の福祉団体や施設、子ども食堂、フードバンク等に寄付する活動のこと。

葛飾区では、食品ロスの削減を目的としたフードドライブ運動を推進していて、集まった食品は社会福祉協議会や「かつしか子ども食堂・居場所づくりネットワーク」などを通じて、子ども食堂や福祉施設などに届けているそうです。
また、区役所4階のリサイクル清掃課にフードドライブの常設窓口を、「かつしかエコライフプラザ」と「コープ葛飾白鳥店」には常設型ボックスを設置しているほか、年に数回、イベント等においてフードドライブを実施しています。

葛飾区のフードドライブチラシPDF2

対象となる食品の例では、缶詰、インスタント食品やレトルト食品、調味料、菓子などの嗜好品、飲料、お米、乾物、粉ミルクなどの乳幼児用食品に健康食品などがあり、条件としては、未開封のもの、生鮮食品以外のもの、賞味期限が明記されていて1か月以上(または2か月以上)あるもの、包装や外装が破損していないもの、常温で保存が可能なものとされています。

フードドライブ_コープ葛飾白鳥店外観 フードドライブ_コープ葛飾白鳥店入口

今回取材した「コープ葛飾白鳥店」は、お花茶屋駅または青砥駅から徒歩で約15分、水戸街道から少し入った白鳥4丁目にあります。
2019年6月にオープンした店舗で、食料や日用品のお買い物だけでなく、クリーニング店や薬局、理容室、フィットネスクラブ、しまむら、ダイソー、クリニックなどが同じ施設内に入っているため、一度に用事を済ませることもできてとっても便利。
「明るくて清潔」「品数が豊富」「陳列がきれい」「通路が広々していて買い物しやすい」など、「葛飾区で人気のスーパーマーケット」ランキング1位に輝いたこともあるお店です。

コープみらいでは、食品ロス削減の取り組みのひとつとしてフードドライブ活動を行っていて、千葉県内で12か所、埼玉県内で30か所、都内では今年2月に新たに常設型ボックスが設置された5店舗を合わせ、計10か所で展開されています。

フードドライブ_実施の様子1 フードドライブ_実施の様子2 フードドライブ_健康チェック

朝10時30分から受付がスタート。
広報紙を見てきましたという方が多く、ご自宅からショッピングカートいっぱいに食品を持参された方、大量のスナック菓子を持ち寄った方、いただきものの嗜好品を持ち込まれた方など、親子連れから高齢の方まで次々と来店され、すでに常設型ボックスに入っていた食品と一緒に机の上に所狭しと並べられました。

また今回初めて、「東京葛飾医療生活協同組合」による健康チェックと医療・介護相談が同時開催されているとのことですが、医療や介護のプロに血圧を調べてもらったり、不安や疑問を聞けたりできるのはいいですね。

フードドライブ_実施の様子3 フードドライブ_実施の様子4 フードドライブ_机の上の食品

受付終了の11時30分までの間に、およそ20名の方が立ち寄られ、合計200点以上、段ボール6箱分、約50キロの食品が集まりました。
今日の回収で特に多かったのはパスタソースとスナック菓子でしたが、時期や季節によって、お中元やお歳暮の品物だったり、お菓子や離乳食だったり、集まる食品の種類が様々だそう。

昨年3月の設置から今年1月までの11か月で、「コープ葛飾白鳥店」の常設型ボックスに回収された食品は約2,000キロ(=2トン)とのことで、人間およそ34人分(1人60キロ想定)、水が入った2リットルのペットボトルで1,000本分ですから、すごい量です。

フードドライブ_集まった食品 フードドライブ_6箱の段ボール

今回は広報紙などで大々的に告知しての開催でしたが、通常でも正面左入口近くのイートインコーナーに常設型ボックスが設置されていますので、営業時間内ならいつでも回収が可能です(お預かりできない食品など詳しくはボックスに書かれた注意事項をよく読んでご利用願います)。少し見つけにくいかもしれませんので、よーく探してみてください。

フードドライブ_実施の様子5 フードドライブ_常設型ボックス

私自身、ラジオドラマの台本のテーマにしたこともあるくらい、以前からフードドライブや子ども食堂に関心がありましたが、家で眠っている食品が誰かの役に立って、さらに食品ロス削減にも繋がるなんて、なんだか嬉しくなりますよね。

お買い物のついでに、あなたも気軽にフードドライブへ参加してみませんか。

 

【食品ロスの現状】
食品ロスとは本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食べ物のことで、農林水産省及び環境省「令和2年度推計」によると、令和2年度で約522万トンの食品ロス(家庭から約247万トン、事業者から約275万トン)が発生したと推計されています。
食品ロスは大量の食べ物が無駄になるだけでなく、廃棄物の運搬や焼却等に伴う二酸化炭素の排出など環境にも負荷がかかるため、世界的にも深刻な問題とされています。

 

◇フードドライブ運動を推進しています(葛飾区公式サイト)
https://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000048/1001534/1026168.html

◇ニュース「コープみらいの東京都内2店舗で常設型フードドライブを開始しました!」(外部サイト)
https://sustainability.coopdeli.coop/sustainability/news/2022/03/tokyo-fooddrive.html
コープみらいでは活動地域(千葉県、埼玉県、東京都)を22ブロックに分けて、人と人、コープと地域とのつながりづくりを進めるための組合員活動を行っており、葛飾区内のフードドライブは、東京1ブロック委員会の委員の皆様により行われています。

◇コープデリグループのサステナビリティサイト(外部サイト)
https://sustainability.coopdeli.coop/

◇東京葛飾医療生活協同組合(外部サイト)
https://www.katsuseikyo.or.jp/

 

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