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子ども読書の日記念「おはなし会」 2023.05.03

 

リポーターのおくたともこです。
私が気になる葛飾区内のイベントや場所におじゃまして、このブログをご覧の方だけにその魅力をお届けします!

今回は…4月22日(土)に青戸地区図書館で開催された子ども読書の日記念「おはなし会」をご紹介。

文部科学省により2001年12月に「子ども読書活動の推進に関する法律」が制定され、子どもの読書活動についての関心と理解を深め、子どもが読書する意欲を高めることを目的として、4月23日が「子ども読書の日」と定められました。
この日を記念して、葛飾区内の各図書館でも読書に親しむ機会を作るための様々なイベントが行われています。

おはなし会_青戸地区センター外観 おはなし会_青戸地区図書館入り口

京成青砥駅より徒歩で約10分の青戸地区センター2階にある青戸地区図書館。
この日のおはなし会は、小さいお子さんや赤ちゃんでもリラックスできるよう、地区センターの3階にある和室で行われました。
10時30分から11時までが0~3歳までの子どもと保護者を対象とし、11時15分からは3歳以上の子どもと保護者が対象です。
人数が多い場合には時間内で2回に分けて実施するとのことで、今回の0~3歳までの部も合計2回、10組24人の親子が参加されました。

おはなし会_案内 おはなし会_和室入口

0~3歳までのお子さん向けのおはなし会で読む絵本は、目で見て耳で聞いて、楽しめるものを選んでいるそうです。
まずは、クマさんのパペット(あやつり人形)を使ったり、たんぽぽの手遊び(「たん」で手を叩き、「ぽぽ」で両手を頬にあてる)を一緒にやったり、小さいお子さんが注目してくれるようにして、おはなし会が始まりました。

おはなし会_はじまりの様子2 おはなし会_たんぽぽの手遊び

1冊目は、『おせんべ やけたかな』。
図書館員のおにいさんが「おせんべ、どこがやけたかな?」と子どもたちに語りかけ、「やけた!」と言ってページをめくると、おせんべが1枚ひっくり返っていて…そのたびにどんな表情のどこの位置のおせんべが焼けるのか、ワクワクする仕掛けになっています。

2冊目は、『とりがいるよ』です。
最初に、絵本に登場する赤色と青色と黄色のとりの指人形で子どもたちとやり取りしてから読み始めると、さっき見たとりが本の中にいるという世界観が広がって、物語に入りやすくなるんですね。
図書館員のおねえさんが、子どもたちに優しく話しかけながら読み聞かせしている姿が印象的でした。

おはなし会_『おせんべやけたかな』を読み聞かせ おはなし会_『とりがいるよ』を読み聞かせ

そして3冊目は、『ぞうくんのさんぽ』。
ぞうくんのお散歩に、かばくん、わにくん、かめくんが加わって、背中に乗って一緒に池に向かいます、するとそこで…。
おはなし組木を使って物語を進めていくので、いつのまにかみんな夢中になって本当に楽しそう。

最後は、幼稚園や保育園でもよく遊ぶわらべうた『さよならあんころもち』をみんなで歌って、おわかれです。

おはなし会_『ぞうくんのさんぽ』を読み聞かせ おはなし会_『さよならあんころもち』でおわかれ

おはなし会が大好きで毎回参加しているという女の子は、参加するともらえるスタンプカードの押印が7個もたまっていました。
また、初参加のママさんに感想を聞くと、抱っこしていた4か月の赤ちゃんも静かにお話を聞いていて驚いたとのこと。

図書館員さんから「読み聞かせは親子のコミュニケーション手段としてとても重要です。まだ小さくて話の内容を聞いていない理解していないとしても、読んで聞かせるだけで子どもは感覚的に覚えているので、その場にいてくれることが大切なんです」と伺い、小さい頃からの読み聞かせの重要性やメリットをあらためて知ることができました。

どんな本が子どもたちにふさわしいのか考え、集中がとぎれないための方法や読み方を工夫し、きっとたくさん練習して読み聞かせしている図書館員さんたち。少し照れた表情が素敵でした。

青戸地区図書館_全体 青戸地区図書館_絵本コーナー 青戸地区図書館_ティーンコーナー

アットホームな雰囲気の青戸地区図書館ですが、絵本コーナーには子ども用のイスとテーブルもあるので、たくさんの絵本や児童書の中からじっくり選んで、ゆっくり楽しむことができますし、読み聞かせに向く絵本のコーナーがあるのも嬉しいですね。
そのほか、ティーンズのコーナーやCDコーナー、雑誌コーナーの上段に並べられた時代小説もかなり充実していますし、入り口から入って左手にある銀色のワゴンには、季節や記念日、時事ニュースに対応した特集や図書館員さんのおすすめ本などが並んでいますので、まずはこちらをチェックしてみるのもいいかもしれません。

青戸地区図書館_CDコーナー 青戸地区図書館_雑誌コーナー 青戸地区図書館_銀色のワゴン

葛飾区内の各図書館では、今回ご紹介した「記念おはなし会」や特別展示以外にも、図書館員さんがお薦めする本を数冊包んで貸し出す「おたのしみブックス」、自分がおすすめしたい本の紹介を書いて児童室の「おすすめ本☆ツリー」に貼っていく「みんなでつくろう おすすめ本☆ツリー」など様々なイベントが行われています。
全館共通イベント「としょかんへゴー!」では、「図書館ならではのチャレンジ」に挑戦して、できた項目にスタンプを押せますし、スタンプ台紙は塗り絵としてもお楽しみいただけます。5月24日(水)まで実施中ですので、ぜひご参加ください。

5月12日は青戸地区図書館の開館記念日です。たくさんの本が待っていますよ。


<絵本のご紹介>
『おせんべ やけたかな』 こがようこ 構成・文/降矢なな 絵(童心社、2018年)

『とりがいるよ』 風木一人 作/たかしまてつを 絵(KADOKAWA、2016年)
『ぞうくんのさんぽ』 なかのひろたか 作・絵/なかのまさたか レタリング(福音館書店、1977年)

 

◇令和5年度子ども読書の日記念イベント(葛飾区公式サイト)
https://www.city.katsushika.lg.jp/event/1000116/1031527.html
◇【葛飾区立図書館】令和5年度 子ども読書の日記念イベント・展示
https://www.lib.city.katsushika.lg.jp/kidscontents?0&pid=8532
◇青戸地区図書館
https://www.lib.city.katsushika.lg.jp/contents?4&pid=332

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