
ミディオン防災フェスタ2025 2025.05.27
5月27日(火)防災ママ~ともこんがいく
毎月第4火曜日は、葛飾区で子育て中のママレポーター山岸朋子が防災に関する情報を全力でお届けします!
今回は4月20日(日)に開催された「「ミディオン防災フェスタ2025」にお邪魔しました!
今回お邪魔したミディオンは500世帯以上が住んでいる大規模なマンションです。
ミディオンでは定期的に防災訓練を実施していますが、「防災フェスタ」と銘打っての開催は今回が初めてになるそうです。
ミディオン防災フェスタは大きく分けて防災訓練と防災体験・展示ブースになっており、同時に開催されました。
防災訓練は大規模な地震が発生した想定でマンション内の広場に設置された「いっとき集合場所」に集まるところからスタート。
今マンションにいる住民だけで、まずは仮の対策本部を立ち上げます。
そしてマンションのライフマネージャーさんによる建物損壊状況の確認、防災ボランティアさんによる各住戸(じゅうこ)の安否確認、災害対策本部での図上訓練などを時系列に沿って訓練が行われました。
私は防災ボランティアさんによる各住戸の安否確認に同行させてもらいました。
各住戸の安否確認は、もとから各住民に配布されている「安否確認カード」を確認するものです。
発災時、各住戸にいる方は各部屋の扉に「無事です」カードを貼って避難します。
救助が必要な場合などは専用のカードを貼ることで、迅速な救命活動につながります。
防災ボランティアさんはいきなりこの対応を任されるのではなく、事前に研修会が行われチェックの意味や、救助を求めるカードが貼ってあった場合の対応方法などを学んでいるそうです。
2人1組で分担して全住戸の安否確認を行い、本部で集計を行っていました。
そしてその防災訓練と同時に開催されていた防災体験・展示のブース。
こちらも非常に多くの方が参加されていました。
消防署によるAED訓練や消化訓練、消防車との記念撮影。
水道局による、実際に水をしょって重たさを感じる体験。
家具に挟まれた方を救助する訓練や地震体験車やマンションにもともと設置されている井戸水のろかたいけんなどなど…
たくさんの防災体験・展示ブースがありました!
これらがスタンプラリー方式になっていて、たくさん回ると景品をゲットできる催しになっていました。
マンションの敷地内なのでお子さん同士でスタンプラリーに参加している様子が見られました!
お友達同士や兄弟同士、お子さんも楽しそうに色んなブースを回っていました!
どのブースもとても賑やかでしたが、特に印象的だったのがどの体験ブースでも皆さん真剣に話を聞いて体験に挑んでいるところでした。
家具に挟まれた方を救助する訓練のブースでは、防災関連の体験ブースの中では割と珍しい訓練ということもあり、お父さんや中学生くらいのお兄ちゃんも一生懸命話を聞いていました。
いざという時は住民同士で救助しあうこともありえます。
こういう知識を持っておくことで、一人でも多くの命を救うことにつながるので、素晴らしい体験だなと思いました。
またこういう催しで顔を合わせることで、マンション内での共助力アップにもつながります。
多くの住民の賛同を得て防災訓練や防災マニュアルを作っていくことはなかなか大変な作業ですが、時間をかけて何回もくり返し実施することで、浸透するんだなと思いました。
マンション全体でやって行くべき共助も大切ですし、自分たちでやれることを備えておく自助ももちろん大切です。
自分の住まいでどんな備えが必要なのか。今一度考えて実施していただけたら嬉しいです。
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