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10月28日(火)防災ママ~ともこんがいく
毎月第4火曜日は、葛飾区で子育て中のママレポーター山岸朋子が防災に関する情報を全力でお届けします!
今回は10月1日(水)に江戸川河川敷で行われた、亀有警察署による災害警備合同訓練にお邪魔してきました!
今回の訓練は震災による橋の崩落、大規模水害、水難事故を想定して複数の訓練が実施されました。
当日はあいにくの小雨模様でしたが、柴又近くの自治町会の方も見学・参加にこられていました。
訓練は警視庁空挺隊によるヘリコプター救助訓練からスタート。
ヘリコプターが低空飛行をしながら被害状況を確認したり、救助を行う様子が披露されました。
ヘリコプターが江戸川すれすれまで近づいてくる様子は圧巻でした。
風も音も凄まじくてびっくりしましたが、何より近くを何回も旋回する技術力の高さに驚きました!

そして続いて行われた警察警備艇による救助訓練は、警察職員の方が要救助者役で実際に江戸川に入り救助を行いました。
「大丈夫ですよー」「しっかり捕まっててくださいねー」「引っ張りますよー」
助けを待つ方が不安にならないように、丁寧にこまめに声かけをしている様子が印象的でした。

そして装備資材の活用訓練では、陸地から救助をするための資材を実際に使って救助する訓練が行われました。
こちらも実際に江戸川に警察職員の方が入って、実際に引揚まで行います。
スローラフトという打上げ式の救助用具や、川沿い海沿いで見かける救助用の浮き輪の使い方も紹介されていました。

そして自治町会の方へ浮き輪の使い方指導が行われました。
実際に町会の方が浮き輪の投げ方から引っ張り方まで教わり体験していました。
なかなか実際に本当の川で浮き輪を投げて実際に引き上げるまでの訓練はできないので、貴重な経験だったとおっしゃっていました。

今回の訓練は亀有署だけではなく、警備艇を所持している東京湾岸警察署、千葉の松戸警察署や埼玉の吉川警察署など県をまたいで近隣地域の警察署も参加して連携がとれる体制を披露していました。
いざという時、このように各署で連携をとってくれるんだなと、みていてとても心強く感じました。
公助として警察や消防の取り組みをみていると、いろんな手段を使って助けてくれるんだと大きな安心感が生まれました。
この大きな安心を胸に、一般区民の私たちは自分や家族の命を守るために自助・共助を大切にしなくてはいけないなと思いました。
亀有警察署長は「公助として我々も日々訓練を行いながらも、地域の方と共助の連携を大切にしていきたい」と話していました。
自分のことを助ける「自助」、近所の人通しで助け合う「共助」、そして公的機関の公助。
お互い協力をしあうことでいざというとき救われる命があるんだなと改めて感じました。
普段私たちが知らないところで、日々訓練をして下さっている公的機関の皆さんに感謝しながら、私は私で出来る備えを日々していきたいなと思いました。
取材にご協力頂きました皆さま、ありがとうございました!


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