8/23 渡哲也さん 追悼特集 2020.08.22
男のみんなが憧れた名優・渡哲也さんを偲んで、音楽専門番組「MUSIC LINE」にて特集いたします。
8/23(日)20:00~22:00
2020年は、なぜ俺達のヒーローを天国に送ってしまうのでしょうか。
志村けんさんに続き、渡哲也さんまでも・・・
(ここで個人的な思いを語るのは一スタッフとしていかがなものかと思いますがお許しください)
当時ビデオデッキが無く、テレビの前で息を殺してカセット録音し、後日聴き直しながら迫力の爆破シーンやカースタントを思い起こすという自分がいました。
CGではない本物のアクションと重厚な物語が、本物の俳優、スタッフたちで創りあげられていたドラマ「西部警察」は、10歳ごろの自分を熱い衝動で駆り立ててくれました。
まだまだ子供の自分が大門団長になれる訳がないのに、近所の友達とモデルガンを鳴らしながらドロジュンをしたあの頃を思い出します。
いつしかラジオの道を志す中で、自宅で友達を集めてミニFM放送局「FM公郷」を10年ほど開局。
中学生の頃は録音した西部警察をそのまま音だけ放送したり(完全な自己満足!)、高校生では放送委員会のラジオドラマ制作で西部警察の効果音をちょっと拝借したり、今となっては申し訳ないが、私個人を語る上で切っても切れない番組だったのです。
こうしてラジオの仕事をやってきて、西部警察のサウンドデザインは自分の血となり肉となり、仕事に活きていると感じます。
でも大門団長の男っぷりは自分には身に付かないままオヤジとなってしまいました。
ラジオだけではなく、奥が深く幅広い世界に興味を持たせてくれたきっかけとなったドラマ「西部警察」関係者の皆さんにこの場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
私が今できること、このドラマで使われた素晴らしい音楽達を渾身の選曲でお送りいたします。
これらのサウンドトラックを聴きながら、当時はまっていた方達は大門軍団の活躍や爆破シーンをイメージしてみてください。映像が無いラジオだけど、名優たちの仕事っぷりを頭に描きながら聴いていると元気や勇気をもらえます。
当時を知らない方達は、楽曲や演奏の素晴らしさ(特にゴージャスなホーンセクションなど)を楽しんでいただければ幸いです。
尊敬する偉大な渡哲也さんのご冥福をお祈りいたします。
かつしかFM 技術・制作統括/斉藤浩輝