リポーター BLOG

自然学習講座「水元の災害の歴史について知ろう!」 2024.12.24

12月24日(火)防災ママ~ともこんがいく
毎月第4火曜日は、葛飾区で子育て中のママレポーター山岸朋子が防災に関する情報を全力でお届けします!

今回は自演学習講座「水元の災害の歴史について知ろう!」にお邪魔しました!
こちらの講座は11月30日(土)水元かわせみの里で開催されました!
昭和22年に発生したカスリーン台風が水元の地域でどのような被害が起きたのか。
また、川やため池はどのように変化していったのか。
実際に周辺を歩いて学びます。

最初の30分は「水辺の生き物館」で配布された資料をもとに事前に概要を学びました。
そのあとは水元公園周辺を実際に歩きながら、水害の足跡をたどっていきました。
私自身、カスリーン台風の被害の大きさは知っていましたが、実際に水元地域でどのような被害があったのかはこの講座で初めて知ることが出来ました。

水元地域の川やため池が昔はどこにあって、今はどのように埋め立てられていたのか。
実際に歩いてみると、その痕跡が残っていてとても面白かったです。
今はすっかり川の痕跡が残っていない場所でもよく見ると、橋の看板が残っていたり、江戸川に向かっている一本道がまっすぐで、これがかつての人工河川だったあとだとか。
川から見る災害の歴史はとても深く、もっと自分で調べてみたくなりました。

また講師を務めて下さった橋本先生のお話もとても楽しかったです。
専門家の先生のもと、実際に歩いて肌で感じる川と災害の歴史はとても勉強になりました。
今も変わらず葛飾区は川に囲まれた地域で、水害と隣り合わせです。
水害の恐ろしさを正しく理解して、自分の住んでいる地域の被害想定に合わせて備えて行く事が大切なんだと思いました。

カスリーン台風のこと、地域の歴史は「郷土と天文の博物館」で知ることが出来ます。
来年の3月いっぱいまで休館中ですが、再開した際は改めてゆっくり見直してみたいなと思います!

   

-仙台市立荒浜小学校のはなし-
そしてここから話題は変わりますが、先月息子と一緒に「仙台市立荒浜小学校」に行ってきました。
この小学校はすでに閉校していて、現在は「震災遺構」として校舎内で東日本大震災当時の資料や映像などが展示されています。
この荒浜小学校も震災当時、津波の被害を受けており、生徒や住民が避難をしてここから救助されたそうです。
校舎内の展示や映像もとても心震えるものでしたが、校舎そのものにも大きな津波の爪痕が残っていました。
1F校舎の天井や壁が割れたままになっていたり、2F非常階段の入り口が大きくえぐれていたりと、津波による被害を間近で見てきました。

地震や津波の発生を防ぐことは出来ません。
でも命を守るために備えておくことは出来ます。
自宅での備えに、避難経路の確認など。
今できる「備え」を確実にやっていきたいなと、今回この施設を訪れてそう思いました。

防災ママ~ともこんがいく
今年も1年間大変お世話になりました!
今年は元日の能登半島沖地震からはじまり、各地で大きな地震や水害が発生した年でした。
災害の恐ろしさと向き合う1年になったと思います。
自分と大切な人の命を守るために、何もない「今」何かできるのか。
来年もラジオをお聴きの皆さんに「これやってみようかな」「こんな備えいいな」と思っていただけるような、取材をしていきたいと思っています。

皆さま、良い年をお迎えください!!

▼リポート音声

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